内容:HYAKUNEN コミュニティー

光村公介さん
エア・ウォーター株式会社 常務取締役
「人は(簡単には)変わらない」「人は(考えた通りに)変われる」このようなフレーズは、人や組織を対象に仕事をしてきた方なら、どちらもよく耳にしてきたのではないでしょうか。私自身は後者を信じていたいと、いつも思っています。

確かに自身の経験でもありますが、組織内でリーダーらしき役割の人なら、メンバーに対し「変われ」「変わらないといけない」など、何やらはやしたてるように言ってしまっていることがあります。決して悪いこととは思いませんが、多くの場合、言っている側も言われている側も、自分たちが立っている出発地点を十分に分かっていないように思います。もっと言えば、「分かっていないことに気づいていない」、「何を知らないのか、何に気づいていないのかすらも分かっていない」、そんな中で、希薄なやりとりが繰り返されている日常に、つい私もいるのでないかと今も反省の日々であります。

「変わる」を語るときには、まず出発地点(現状の姿)をよく理解しないといけないと思います。すなわち「変わる」の前には必ず「学ぶ」が先に来るのですね。変わり方を学ばないといけない。その学びの場がこのHYAKUNENにはあります。自身とその周囲にある現状をよく点検し、そのうえで変わるための知識や方法を知り、自身なりの工夫を加え、方向やマイルストーンを定めてまずは動き出す。そうしてようやく「変わる」がやってくる、尚且つ「変わる」そのものだけを目的にするのでなく、「行動」して初めて「結果」が出る、そして「実感」する。それら経験や可能性を共感できる場として、今後もこのHYAKUNENがあり続けて欲しいと願っています。さらなる活躍を私は期待しています。


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