2019年8月23日(金)午後、大阪市内の太閤園にて、「HYAKUNEN FORUM 2019」を開催しました。

同日は、北は北海道、南は九州の全国各地から、立場や職種、組織の規模などの垣根を超え、人・組織をより良くしたいと願い、格闘する経営者、マネジャー、組織人の方々、およそ180名の皆さまにご来場いただきました。お越しいただいた皆さま、ありがとうございました。

第一部講演会では、「ローマ法王に米を食べさせた男 」と呼ばれる高野誠鮮氏(元総務省登録 地域力創造アドバイザー)が登壇し、現状が変わらないことについて「もし、部屋の電球が切れたらどうするか。梯子を掛けて電球を変える。いくら計画書を作っても、具現化するのは人」とした上で、行政組織の中にいながらも〝スーパー公務員〟として行政のルールや前例を打ち破り、地域振興のために取り組んださまざまな対策を紹介。地元・石川県羽咋市を国際的に発信するブランド戦略として、ローマ教皇庁大使館を通じて、ローマ法王に地元産の米を献上した経緯などを、失敗も含めたエピソードを交えつつ語りました。そして「実践してみると失敗するが、成功するまで失敗すればいい。すると、バランス感覚が分かってくる。これは実践した人でないと分からない。とにかくやってみる。これが大事」と行動することの重要さを語りました。

続いて登壇した、元日産自動車の〝カリスマエンジニア〟水野和敏氏は「“人、モノ、金、時間”全て従来の半分で世界トップブランドを創りだす」と題して講演。世界的な自動車レースでチームを率いて優勝した経験や、GT-Rの開発責任者を務めた経験を踏まえ、本当に価値あるものづくりに必要な考え方について「お客さまの心がすべてを決めている。ところが会社員だと経営会議で決まったものが売れると思っている。それでうまくいくなら倒産する会社などない」と指摘しました。人がお金を払うときについては、「過去にはお金を払わない。人は未来に対する期待値、可能性がなかったらお客さんは欲しいと思わない。これが原点」とし、人の感性に訴えかけるものづくりの本質と原理について話されました。

講師お二人の登壇後は、株式会社アイ・オー・データ機器(金沢市)の創業者で代表取締役会長の細野昭雄氏と、弊社社長の前山が「ものづくりにかける情熱とその魅力」と題して対談。細野会長が、創業から急成長して売上高700億円規模になった後、売上高が急落した軌跡について、「何をしたから、どんな価値で会社が伸びたかを錯覚していた。自社の本当の強みではなかった。市場の広がりがメーンのリード役になって、成長の本質が見えていなかった」と振り返りました。その上で、「欧米のデジタルは世界中の人を〝便利〟という麻薬漬けにしつつある。日本的な感性をビジネスの中に残していかないといけない」と語りました。

最後に、弊社社長の前山が「アイデアを価値に結びつけるためには 」と題して、高野氏、水野氏、細野氏のような天才1人に伍する凡人3人を生み出す方法について講演。天才的な人は自らブレークスルーを起こす一方で、凡人がブレークスルーする方法について「ブレークスルーとは何か。ブレークスルーとは壁を破ること。しかし、そもそも、凡人は、破るべき壁が分からないことが問題。」と解説。「天才が言っていることはみんな一緒で、正しく見ると正しくやっている。だからといってすごい人だと思わず、皆さんもやってほしい。『できるかな?』ではなく『やるんだ』。今日の高野さん、水野さん、細野会長は言っている。『簡単だ』と。だから皆さんもやってほしい」と参加された皆さんに熱くメッセージを送りました。

当日は、来場された皆さまに学びを深めていただこうと、講師の高野氏、水野氏の執筆した書籍が贈呈されました。午後から夜まで4つのプログラムによって長時間となるため、講演の合間にコーヒーブレイクを設け、参加された方は、HYAKUNEN COMMUNITY(146社)の企業様から差し入れのあった、大阪市内で人気を博しているスイーツ(マカロン、カヌレ、プチシュー)を頬張り、コーヒーを手にしながら歓談しました。

第一部講演会の全てのプログラムを終えた後は、アイ・オー・データ機器の細野会長も交え、同園にて懇親会を開催しました。懇親会の席上では、当日参加された経営者やマネジャーの方々が、各企業・組織におけるチェンジの取り組みをアピールしたり、組織変革の知見や情報を交換したりし、交流を深めていました。

今年度の「HYAKUNEN FORUM 2019」が、このように盛大に開催できましたのも、ひとえに日ごろからご支援いただいている皆さまのおかげです。心から感謝申し上げます。

Consulente HYAKUNENはこれからも、組織をより良くしたい、周りの人を幸せにしたい、想いをカタチにしたいと志す皆様と共に、困難を乗り越える知恵と情熱を生む場づくりに邁進します。
今後も、人と組織に関わるテーマで、さまざまなイベント、講演会等を開催いたします。その際は、ぜひ、お越しください。